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GYC通信Vol.15発行

当クリニックの院内報「GYC通信Vol.15」を発行しました。今回は「知っておこう!人工甘味料の新常識!」です。是非ご覧ください。


知っておこう!人工甘味料の新常識


●人工甘味料とは(図1)

人工甘味料とは、化学合成によって人工的に作られた甘味料のことで、糖アルコール合成甘味料が該当します。食品に添加する際には、砂糖の甘さに近づけるために複数の甘味料を併用することがほとんどです。それぞれの甘味料に、特徴や、得意分野があるため、様々な組み合わせで使用されています。






人工甘味料は安く手に入り、低糖質・低カロリーですが、近年、健康被害を示唆する論文が報告されています。


人工甘味料による糖代謝異常のメカニズム

通常は砂糖の摂取により血糖値が上昇します。一方、ほとんどの人工甘味料は糖質を含まないため、血糖値の上昇が起こりません。肥満や糖尿病の予防に有用と考えられていましたが、本来の糖代謝システムが乱れ、脳の摂食中枢や摂食中枢ホルモンに異常が起こり、その結果太りやすくなると言われています。さらには、人工甘味料の強い甘味に慣れてしまい、甘味に対する感覚が鈍くなり、より甘い糖質を摂取してしまう可能性もあります。



WHO(世界保健機構)の勧告

人工甘味料が低カロリー・低糖質のため、たくさん使用しても問題ないと思われるかもしれませんが、使用量使用頻度には注意が必要です。2023/5/18 にWHO より、体重のコントロールや心血管・脳血管病等のリスクを低くするために、一部の人工甘味料や天然甘味料を使用しないよう勧告が出ました。つまり、上記の甘味料の長期的な使用は、成人および小児の体脂肪を減らす上で利益をもたらさないばかりか、成人の2 型糖尿病、心血管疾患、死亡率の増加などの影響が出るかもしれないということです。


※WHOより引用 ※日本WHO協会一部改変
※WHOより引用 ※日本WHO協会一部改変

意外な人工甘味料含有商品



良かれと思って選んでいる食品の中にも人工甘味料が含まれていることがあります。


人工甘味料が含まれているものの摂取は...


1日1本(個)まで!!

毎日は控えましょう。

(どうしても甘いものが欲しい時のおやつなど



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